大震災の日
前回の記事で、大震災がきっかけで元旦那との冷戦を中断→通常の生活になんとなーく戻ったというのを書きました。
戻ったというか無理やり戻したという感じ、だったのですが。
そういえば、大震災の日も元旦那はやってくれました。
特に大きな被害はなかったのですが、会社で仕事をしていた私が一番気がかりだったのが、保育園にいる子供のこと。パニックにはなりませんでしたが、とにかく電話も通じず不安でいっぱいでした。
私はソフトバンクユーザーなのですが、大震災当時のソフトバンクは緊急時の通信がまったくつながらない状態でした。ほかの携帯会社を利用している友人たちはかろうじてつながるか、メールが送られてきたりしていたのですが、ソフトバンクは本当につながらない。
会社に保育園から電話がかかってきたのですが、すぐに切れてしまい、どうにもならず。
回線がパンク状態になっていたというのも、今になればわかりますが、地震直後はそんなことも知らず、どうにか通話したい、メールを受け取りたい送りたいと携帯と会社の電話を交互に使ったりしてました。
かろうじて通じたのが、メールをセンターに問い合わせて、何回かに一度成功してメールの送受信ができる状態。
子供の無事を確認するため、元旦那にメールを送りました。
元旦那が当時働いていたところは、保育園から歩いて10分程度。歩いて迎えに行っているはず!という期待をしてメールを送り続けました。
そして、やっと返ってきたメールが
「会社で仕事してるから、まだ迎えに行ってない」
「仕事がおわらないし」
はあぁぁ~???って感じでしたよ。
あれだけ大きな地震で、周りは大混乱なのに、自分のペースで仕事をまだしている~????
周りは停電で信号も動いていなかったので、大渋滞になっていました。
市道とはいえ、元旦那の会社の周りの道も結構な交通量だったので、大渋滞をしていたはず。何より、今まで経験をしたこともない大地震だったのに、自分のペースでまだ仕事をしていて、保育園にすら連絡していないし行ってもいない!
怒りよりも
「この人、頭大丈夫?」
というのが先に思いつきました。
とにかく、子供のことが心配だったので、早く迎えにいって様子を連絡するようにメールをしました。
私は電車通勤だったのですが、この日、同じ市内に住む会社の友達が車で来ていたので途中まで乗せていってくれることになりました。
いつもは車でも30分程度で着く距離だったのですが、会社を出てから、約3時間後に家の近くまで来ることができました。会社の友達にお礼を言って急いで自宅に帰りました。
車で移動している間に元旦那からは一通もメールがきませんでした。それでも、さすがに迎えには行っただろうと思い、逸る気持ちで帰宅すると、
誰もいない!!
これにはさすがに焦りました。
メールで連絡をしたのが、約3時間前。保育園から自宅までは歩いても15分程度なので、なぜまだ帰宅していないのかとパニックになりかけました。
途中で事故にでもあったのかと思い、慌てて、保育園まで行きました。
保育園にはまだ数人の子供たちがお迎えを待っている状態でした。保育園の先生たちが残って子供たちを見ていてくれていたそうで、本当に感謝しかありませんでした。
うちの子供がまだいるのかと思って聞いてみると
「さっきお迎えにきましたよ」
さっき!?
いやいや、3時間も前に迎えに行けと連絡をしたのに、さっきって。保育園の先生いわく、5分くらい前にお迎えにきて帰りましたとのこと。
保育園の先生たちにお礼を言い、そこからまた慌てて帰ると、自宅にいました二人とも。
子供はいつも通り元気そうで、一安心しました。
地震が起きたときは怖かったそうですが、みんなで防災頭巾をかぶって先生たちとすぐに避難し、お迎えを待っていたそうです。
すぐに迎えに行けなかったことを子供に謝罪したのですが、先生たちがいたから平気!と言ってました。
すぐに迎えに行かなかった理由を聞いたら
「仕事してたから」
という元旦那。
緊急事態だったこと、災害時にはすぐに迎えにくるよう保育園からも言われていたことを言っても、むすっとしたまま機嫌悪そうに返事もしない元旦那を見て、この時思ったのは
この人は当てにできない。
でした。
大震災のあった1週間後が卒園式の予定でしたが、1週間延期になりました。
それでも無事に卒園。その後、小学校に入り、今のところ大きな災害もなく過ごすことができています。
そして、私が保育園の時に学び実行したのが、小学校に報告する緊急連絡先を私の携帯と勤務先の次に近所のママ友に変更したこと。
小学校に入学してから仲良くなったお友達のママさんが、学校が近いしパート先も近いから私にしていいよと言ってくれたこともあったので、お言葉に甘えて緊急時にお迎えに行ってくれる人ということでお願いすることにしました。
元旦那は4番目に緊急連絡先として登録してもらいました。
あてにならない家族より、たよりになる他人の方が、よっぽども心強い!
今でもそのママとは仲良くしてもらっていて、ほかのママと一緒に緊急連絡先にしてもらっています。(そのママも私を緊急連絡先にしてくれています)
天災に遭遇しないこと、もちろんこれが一番ですが、お願いできること・人はお願いしようと思った出来事でした。