かぎっ子
中学生の息子は小学生時代から、かぎっ子です。
私もかぎっ子でしたが、息子の場合は小学校は学童に通っていたので、そこまで心配はしていませんでした。(私は基本、弟と留守番でした)
通っていた保育園がやっていた学童だったので、先生も子供たちもみんな知っている人たちだったのもあったし、家で一人で留守番よりは楽しく過ごしていたようです。
息子は小学校一年生の頃からサッカーをやっていますが、普段は学校のグラウンドでボランティアで教えてもらう土日のみ練習のクラブに通ってました。しかし、小学校三年生から外部のサッカースクールに通うようになってからは、学童に行った後、夕方に自分で帰宅し、近くのグラウンドまで行って帰りは元旦那が迎えに行くという、そんな生活を小学校卒業までしていました。
なので、早い段階でかぎっ子になったのですが、最初は本当に心配でした。
一人で初めて家に帰ってきて、誰もいない部屋でさみしくなったのか、携帯から
「だれもいない~(泣)」
と電話してきたのは、今では懐かしい思い出です。
仕事中だったので帰ることもできず、しかし早退しようかどうしようか悩んで、会社のトイレで一人悩んでいたのも、よい思い出です(^-^;
そんな息子も一度できてしまえば、何のその。その後は泣くこともなく、毎回、サッカーに行くのが楽しそうで、今でもずっとサッカーを続けています。
そんな息子、カギを一度家に忘れていったことがあり、それからは
「朝、カギを持ったか必ず聞いて!」
とお願いするようになりました。
「自分で気を付けないと、いつまでたっても忘れていくことになるよ」
と私も言ったのですが
「わかってる。気を付けるから、念のため。確認の意味で」
と学んでいるのかどうなのか。しかし、私も息子が家に入れないと困るので、確認するようになりました。
しかし、先週の木曜日、久々にやってくれました。
その日は期末テストの中日で、前日遅い時間まで勉強(友達とLINE?)をしていた息子。朝、いつも通り
「カギ、持った?」「うん」
という会話をして、送り出しました。
昼過ぎに知らない電話番号から携帯に電話があり、数回なってから出てみたら、なんと息子。
「えっ、どこからかけてるの!?」
「マンションの管理室。・・・カギ、忘れちゃった」
朝、確認したときは、寝ぼけていたそうですよ。
ほんと、久しぶりにやられた~って感じでした。たまたま管理人さんがいる時間帯に帰ってこれたので、電話をお借りすることができたのですが、もう少し遅かったり部活があったりしたら、息子は友達の家に行くか、学校に戻るかになっていたと思います。
会社から家までは30分ほど。ちょうど昼休みをとれる時間だったので、すぐに家の最寄り駅に向かい、この日は無事にカギを渡すことができました。
いつも気を付けている息子も、この時ばかりは困ったような顔で
「次は気を付ける」
と言ってました。
ポストにカギを入れておくのは私が嫌なので、次にカギを忘れたときの対処法を考えておかないと。
一人でいろいろとできるようになったのは助かりますが、突発的なトラブルは普段から対策を考えておかないと、いざというときに慌ててしまいますね。
カギを忘れることがほとんどない息子ですが、今後のことを考えておきたいと思います。